メーカーズマーク46は、熟成したメーカーズマークを、特別なフレンチオークの板を使ってさらに熟成させる商品です。通常品を単に高い度数で瓶詰めしたものではなく、追加の木材との接触によって香味に厚みを持たせる点が選ぶ理由になります。
日本のサントリー公式では700ml・47%。商品名の「46」は度数でも熟成年数でもなく、採用した樽板のプロファイル番号に由来します。本記事は公式資料に基づく商品解説です。編集部が実飲した通常品の感想とは分け、46を飲んだ体験談としては扱いません。
46は何の数字?度数は47%
Maker’s Mark米国公式は、使用するフレンチオーク樽板の仕様を「Stave Profile No. 46」と説明しています。樽板の設計を表す番号が商品名となったもので、46年熟成という意味ではありません。
| 表示・名称 | 意味 |
|---|---|
| 46 | 採用した樽板プロファイルの番号 |
| 94 proof | 米国式のアルコール表示。47%に相当 |
| 日本公式の容量・度数 | 700ml・47% |
| 追加する樽板 | 熱処理を施したフレンチオーク10枚 |
容量・度数はサントリーの商品情報で確認できます。94 proofを94%と読み違えないことに加え、販売店の商品名だけでなく、現物ラベルの「46」や「French Oaked」などの表示を照合してください。
フレンチオークの樽板で仕上げる製法
メーカー公式では、十分に熟成したカスクストレングスのメーカーズマークを出発点に、熱処理を施したフレンチオークの板を樽内へ10枚加え、石灰岩の貯蔵庫で仕上げると説明しています。日本公式も、熟成後に板を加える工程を案内しています。
ここで区別したいのは「フレンチオークの板を樽へ入れる」ことと「フレンチオーク製の別の樽へ移す」ことです。46の特徴は前者であり、樽全体を交換する工程と同じように説明するのは正確ではありません。また、通常品の瓶詰め済み45%の液体を、そのまま樽へ戻して造るという意味でもありません。
一般的な後熟との違いはカスクフィニッシュの解説、通常品に共通する冬小麦や基礎製法はメーカーズマーク通常品の記事で確認できます。
通常品との違いを比較
| 比較軸 | 通常品 | 46 |
|---|---|---|
| 日本公式の仕様 | 700ml・45% | 700ml・47% |
| 仕上げの違い | ブランドの基本となる製法 | フレンチオーク樽板を使った追加熟成 |
| 公式香味の方向 | バニラや小麦由来の柔らかな甘み | キャラメルやバニラに木の香りと厚み |
| 希望小売価格・税別 | 3,400円 | 5,800円 |
| 消費税10%換算 | 3,740円 | 6,380円 |
仕様と希望小売価格は、2026年10月26日に確認した通常品の商品情報と46の商品情報によります。税込換算での差額は2,640円ですが、実売価格や送料を表すものではありません。比較時は容量と購入総額を揃えてください。
重要なのは、度数が2ポイント違うことだけではありません。46では、追加の樽板で引き出す木の表現や甘い香りに関心があるかを考えます。価格が高い分だけ必ず好みに合う、という順位付けはできません。
どんな味?公式の説明と選ぶ目的
日本公式のラインナップでは、46を木の香り、キャラメル、バニラが調和する厚みのある方向と説明しています。米国公式には、トーストしたフレンチオークや菓子作りに使うスパイスを連想する表現もあります。いずれもメーカーの香味説明であり、全員が同じように感じる保証ではありません。
- 通常品が候補:まずブランドの基本を知りたい、購入費を抑えて好みを確かめたい。
- 46が候補:通常品から次の一本を探していて、木の香りや甘く厚みのある方向に関心がある。
- 迷う場合:ボトル購入前にバーなどで少量を試せるか確認する。価格差と好みの差を分けて考える。
これは公式仕様から考えた選び方で、編集部の飲み比べ結果ではありません。通常品の記事にある「ハイボールが好み」という本人の感想も、46の評価へそのまま当てはめないようにしています。
飲み方と購入前の確認点
香りを知る目的なら、少量のストレートを基準にして、刺激が強ければ水を少しずつ足す方法が考えられます。冷たさや爽快感を求めるならロックやハイボールも選択肢です。これらは試し方の提案で、実際に試した条件や体験を記録したものではありません。
購入前は、通常品ではなく46か、700mlなどの容量、47%の度数、送料込み価格を確認します。「46だから46%」「高いから初心者にも必ず飲みやすい」とは判断せず、追加の樽板工程と自分が求める香味が合うかを軸に選んでください。